個人事業の収入、最初はいくらから?50代女性のリアルな始まり方

「個人事業を始めたいけど、最初からちゃんと稼げますか?」
「最初はどのくらい収入が見込めるのでしょうか?」
こんな質問を直接ではありませんが、案に聞いてこられる方は少なからずいらっしゃいます。
中には「その資格持っていていくらもらえるんですか?」とか「その仕事でどれくらい儲かるのですか?」など、言われたこともありました。
「あなたの年収いくらですか?」って平気で人に聞く人がいるとは思いませんでしたが・・・
個人事業を始めようかと思う多くの方が一番気になる部分なのでしょうね。
「個人事業でどれくらい儲かるのでしょうか?」
そういう質問には「・・・・・・」ってお答えしておりました。
そして「パートでもなんでもいいので時給をもらっている方が楽ですよ」と伝えていました。
ネットで検索しても「月収100万円を達成!」みたいな夢のような話が出てきます。
また一方で、逆に「全然稼げなかった失敗談」もたくさん出てきます。
どちらも極端でリアルなところがなかなか分かりません。
今回は、50代60代女性が個人事業を始めたとき、実際の収入はどのくらいから始まるのか、一般的なことをお伝えします。
「最初は月3万円」から始まる人が多い現実
個人事業を始めたばかりの頃、月収3万円〜5万円というのは決して珍しくありません。
多くの方がそのくらいから始まります。
これを聞いて「少ない!」と感じますか?
50代60代からの個人事業は、いきなり会社を辞めて一発勝負するものではありません。
今の生活を続けながら「小さく育てていく」ものです。
最初の3万円は、「ゼロからスタートして、誰かに少しずつ価値を認めてもらえた証拠」です。
もちろん提供するサービスの内容によって異なりますが・・・
例えば3,000円のお試しサービスを10名に受けていただいたとすると・・・
決して現実離れした売り上げでもないでしょう。
ただそれを達成するまでに、やることはたくさんあります。
ブログ発信やSNS発信、ホームページやチラシ作り、ツテを頼って営業したり・・・
目に見えない作業をこなしてからの、10名は現実的ではないでしょうか。
月3万円のパートと、月3万円の個人事業。
金額は同じでも、中身と意味はまったく違います。
個人事業の3万円は、自分の意志で作り出したお金です。
しかも時給換算すると、パートに出ている方がはるかに楽です。
Webサポートそう、個人事業の初期段階はタイパもコスパもめっちゃ悪いです。
収入が増えていく「3つのステージ」
個人事業の収入は、段階的に育っていくものです。
目安として3つのステージでお伝えします。
ステージ1:スタート期(月0〜3万円)
最初の数ヶ月〜半年は、知ってもらうことが最優先です。
友人・知人へのご案内、SNSでの発信、ブログを書き始める、イベントに出てみる…。
この時期は、収入よりも「お客様の声」を集めることが大切です。
「こんな悩みを持っている方が来てくれた」
「こういう感想をもらえた」という経験が、次のステージへの土台になります。
ステージ2:軌道に乗り始める時期(月3〜10万円)
リピートしてくれるお客様が出てきたり、口コミで新しいお客様が来たりし始めます。
「このサービスで来てくれる人がいる」という手応えが出てくる時期です。
この時期に大切なのは、価格設定を見直すこと。
最初のお試し価格から、適正価格へ移行するタイミングです。
ステージ3:安定期(月10万円以上)
固定のお客様、定期的なリピート、口コミの連鎖が生まれてきます。
この段階になると、「好きなことで安定して収入が入ってくる」という状態に近づいてきます。
もちろん提供するサービス内容によって金額は大きく異なります。
またここに至るまでの時間も人それぞれです。
どれだけの時間をそこにかけたかで大きく異なります。
1〜2年で到達される方もいれば、4〜5年かかる方もいます。

「副業」か「本業」か、どちらを目指す?
50代60代からの個人事業には、大きく2つの方向性があります。
① 副収入として続ける
今の仕事や年金と組み合わせながら、月3〜5万円の副収入として個人事業を続けるスタイルです。
無理なく、自分のペースで続けられます。
好きなことを仕事にして、少しお小遣いが増える感覚で続けられるのが魅力です。
② 将来的に主な収入源にする
子育てが一段落したあとや定年後など、個人事業を主な収入源にしていくスタイルです。
最初は副業として小さく始めて、徐々にお客様を増やし、収入を育てていきます。
どちらが正解ということはありません。
大切なのは、自分がどちらを目指しているかを明確にしておくことです。
目標が違えば、必要な行動やプロセスも変わってきます。
「収入が少ない=失敗」ではない
個人事業を始めた最初の頃、「こんなに頑張っているのに収入が少ない…」と落ち込む方がいます。
でも、それは失敗ではありません。
個人事業は、時間をかけて「信頼」と「実績」を積み重ねていくものです。
農業で言えば、種をまいて水をやって、芽が出るのを待っている時期でしょうか。
あるいは、試行錯誤して上手く育てられるようになっていく時期でしょうか。
そして育てて収穫できた種を、また次の時期に育ていく・・・
そうやっていううちに徐々に収穫量も上がっていきます。
最初の低い収入の時期を「育てている時期」「経験を積んでいる時期」と捉えられるかどうかが、続けられる人と続けられない人の大きな違いです。
収入を増やすために、今できること
とはいえ育てながらも早く売上を上げたいものです。
「早く収入を増やしたい」という方に、今すぐできることをお伝えします。
ブログ、SNS、メルマガなど、あなたのことを知ってもらえる場所で、コツコツ発信し続けましょう。
ネット発信は、他の仕事をしている間や眠っている間も働いてくれる「もうひとりの自分」です。
(できれば発信だけの一方通行でなく丁寧は交流も心がけましょう)
新しいお客様を探すより、今いるお客様にリピートしていただく方が、実はずっと効率的です。
丁寧なフォローが次の来訪につながります。
(新規獲得ばかりに目が行きがちでここを大切にしていない方もいます)
安くしすぎると、収入が増えません。
サービスの質と価格のバランスを定期的に見直しましょう。
(サービス内容が自信を持って良いと言えるのは大前提です)
単発のサービスだけでなく、継続コースや複数回のパッケージを作ること。
一人のお客様からの収入単価が上がります。
(これは仕事内容によって異なりますので個々にアドバイスは可能です)
また将来的に売上を上げていくために早くからやってほしいこともあります。
それが顧客リストを集めることです。

まとめ
50代60代女性の個人事業の収入は、最初は月3万円前後から始まることが多く、それは決して恥ずかしいことでも失敗でもありません。
大切なのは、小さく始めて、丁寧に育てていくこと。
そしてその積み重ねが、1年後・2年後に大きな差を生みます。
「最初はゼロから始まる」という当たり前の事実を受け入れて、焦らず着実に一歩ずつ進んでいきましょう。
あなたの個人事業は、きっと育ちます。
さて、最初にお伝えしていた「個人事業でどれくらい儲かるのでしょうか?」という質問への答えですが・・・
「自分が目標にした金額が収入となります。」と答えました。
根拠はあります。
その目標に向かってかけたエネルギーの結果が収入につながるからです。
前の章で「早く収入を増やしたい」という方に、今すぐできることをお伝えしましたが・・・
これを全部やり切ろうとする方と、面倒だからと一つだけやる方とでは出てくる結果が全然変わります。
個人事業を「好きで好きでやってみたいから」の情熱で始めた方の方のエネルギーが多いのは一目瞭然です。
そして頑張った分の結果が収入だと身を持って学ぶから、次も頑張ろうと思えます。
個人事業の最初はタイパもコスパも悪いのです。
なので、パートでもなんでもいいので時給をもらっている方が絶対に楽!は本当です。

次の記事では「お金をもらうことへの罪悪感、感じていませんか?50代女性起業家が陥りやすい心理的ブロックの外し方」についてお伝えします。

プロフィール
シングル歴25年、ずっと何某かのダブルワークをしながら3人を育てる。
10年以上前に母、数年前に父を見送り、子どもたちの巣立ちの感動を味わうことなく怒涛の日々の後、さらに地震と台風でダメージを受けるが、引っ越しののち今は嘘のように平穏無事に暮らしている。
もともと会社勤め時代に職場に取り入れたいと考えた『民間資格』を取得したことが、リーマンショックの後から自分で小さく副収入を得ることに繋がる。
カルチャー講師なども経験し、ご縁をいただいた上海でもセミナーを何度か開催。
誘われて始めたエアブラシボディアートにハマり、様々な子ども向けイベントに出店する一方で、ボディアート・ボディジュエリー用のステンシルのネットショップも開設運営し、全国に愛用者がいた。
自分の経験から、ライスワーク(本業やバイト)をしながら、まずは自分で小さく稼ぐ経験をすることが現実的だと考える。
特に体力と気力が落ちる60前後より50代から準備をしておく方が有利と考える。(老眼も辛い)
(もちろん60代からのスタートでも頑張れば実現可能)
普通のおばさんなので、キラキラ起業とかには一切興味なし。
本当に自分のやりたいことを地道に積み重ね、真っ当に収入を得ることが結局長く続く秘訣と信じている。

