50代から始める個人事業、サービスの値段はどうやって決める?初心者でもできる価格設定の考え方

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個人事業を始めようとしたとき、または始めてしばらくたったとき、多くの方がぶつかる壁があります。

「自分のサービスって、いくらにすればいい?」
「高すぎたら申し訳ない」
「安くしないと来てもらえない」
…そんな気持ちがぐるぐるして、結局よくわからないまま「とりあえず安めに」と決めてしまう。

そんな経験、ありませんか?

そこで、50代60代から個人事業を始める女性に向けて、価格設定の基本的な考え方をお伝えします。

原価計算などの難しい計算式は必要ありません。
まずは「価格を決める軸」を持つことから始めましょう。

目次

その業界の相場の価格を知るところから

「価格を決める軸」というと、真っ先に考えられるのはその業界の相場の価格を知る!でしょう。

これはその業界で仕事をやっていくための価格設定のスタートになります。

ただ多くの方はいきなり業界の平均価格で切り込むことはできません。

その業界で十分下地や経験があって独立したのであれば話は別です。
その場合は自信を持って相場価格から始めましょう!

なので次の価格設定の考え方としては、自分自身の経験値でしょう。

最初はモニター価格から始める方が良いでしょう。
無料モニターで自信がついたら、次にお友達価格でモニター募集をする。

経験と写真やお客様の声が集まったところで正規の価格にする。

段階を経て価格を決めていきましょう。

価格設定を間違う方のふたつのパターン

価格設定に迷う方々が陥りがちな間違いは、大きく分けて2つあります。

ひとつ目は「同業者と比較して値段を下げる」こと。

ネットで同じようなサービスをされている方の情報を調べて、「あの人より高くしたら来てもらえない」と感じて、どんどん値段を下げてしまうパターンです。

でもここで考えて欲しいのです。
同業者さんのサービスは、あなたのお客様が求めているものと本当に同じでしょうか?

あなたのサービスには、あなたにしかない経験、人柄、得意なこと、地域のつながりがあります。

同じ「料理教室」でも、あなたの料理教室はあなただけのものです。
一見同じサービスでも単純に比較できるものではないのです。

ふたつ目は「自分の時間と労力を計算していない」こと。

1回のレッスンが1時間だとしたら、その1時間だけが仕事ではありません。
準備、連絡のやりとり、後片付け、次の回の準備…。

実際には3〜4時間分の時間と労力がかかっていることがほとんどです。

その全部をひっくるめて「対価」を考えなければ、いくら一生懸命働いても、手元に残るお金はほとんどなくなってしまいます。
それでは徐々にモチベーションも下がっていき、継続することができません。

もちろんそれで納得している場合は構わないのですが・・・

Webサポート

個人事業は表に見えている時間のために
裏でかける時間はその何倍もかかってます

「安くしないと来てもらえない」は本当か?

「高くすると誰も来ない」という不安、よくわかります。
でも実は、安すぎる価格は逆効果になることがあります。

価格は「サービスの質のシグナル」でもあるからです。

たとえば、同じエリアに料理教室が2つあったとします。
1回500円の教室と、1回5,000円の教室。

どちらが「ちゃんとした内容」だと感じますか?

多くの方は、5,000円の方に「しっかりしていそう」という印象を持ちます。

もちろん、価格だけがすべてではありません。
でも、あまりにも安すぎる価格は「自信のなさ」や「品質への不安」を感じさせてしまうことがあります。

適正な価格をつけることは、お客様と自分自身への敬意でもあります。

安くすることではなく、価格の理由をしっかり伝える努力をしましょう。

Webサポート

私自身も価格を上げて差別化をすることで私の希望するお客様にリピートしていただけるようになった経験はあります。

価格設定の基本的な考え方

では、どうやって価格を決めればいいのでしょうか。

世の中には、目標月7桁!などと掲げてとにかく稼ぐことに重きを置く指導もあります。
もちろん間違いではありません。
そのやり方が合うならそれでも構いません。

ただまだそこまで自信がないのでしたら、まずは次の3つを書き出してください。

① 1ヶ月に使える時間を考える

副業や個人事業にあてられる時間は、1ヶ月でどのくらいありますか?

週に何時間、月に何日使えるかを具体的に出してみましょう。

② 月にいくら手元に残したいか考える

「稼ぎたい金額」ではなく「手元に残したい金額」です。

材料費、交通費、道具代などの経費を引いた後に、自分の手元に残る金額をイメージしてください。

③ ①と②を組み合わせて計算する

たとえば、月に手元に残したい金額が3万円で、使える時間が月10時間だとします。

1時間あたり3,000円が必要なわけです。1回のサービスに実質3時間かかるなら、1回あたり9,000円が最低ライン。
そこから材料費などを加算して価格を設定します。

この計算をしてみると「あ、今の価格では全然足りていなかった」と気づく方がとても多いです。

そしていずれはこれを目標にできるように、無料モニター、有料モニターと価格を段階的に変えていきましょう。

価格は「変えていい」もの

価格は、一度決めたら変えられないものではありません。

最初は「お試し価格」として少し低めに設定して、実績や口コミが積み上がってきたら少しずつ上げていく。
そういう段階的なやり方も、立派な戦略のひとつです。

「※2026年5月現在の内容です。予告なく価格やサービス内容が変わる場合もございます。予めご了承ください。」

こういった一文はサービス紹介ページには必ず入れておきましょう。

「値上げしたらお客様が離れてしまう」と心配される方もいますが、あなたのサービスに本当に価値を感じているお客様は、少しくらい値上げしても離れません。

むしろ「それだけの価値がある」と思ってくださっているお客様を大切にする。
それが長く個人事業を続けるための基本的な考え方です。

大切なのは、価格を「なんとなく」ではなく「根拠を持って」決めること。

そしてその根拠を、少しずつ自信に変えていくことです。

まとめ:価格はあなたの「覚悟」のあらわれ

価格設定は、単なる数字の問題ではありません。

「私はこのサービスで、これだけの価値を提供します」という、あなた自身の覚悟のあらわれです。

最初は迷って当然です。
でも、ぜひ一度「自分が月にいくら手元に残したいか」から逆算して、目標価格を見直してみましょう。

あなたの時間と経験と情熱には、ちゃんと価値があります。
それを数字にする勇気を、少しずつ育てていきましょう。


お金をいただくことも稼ぐことも悪いことではありません。

ただ、「いくら稼ぐ」が目標になりお客様の満足度をおざなりにしていては、長く続けることはできません。

自分が何を何のために提供したいのか、どんな世界観や価値観を大事にしたいのか
そしてそれを継続していくため、モチベーションを保ち続けるための目標価格

「価格を決める軸」はただ稼ぎたいだけなのか、好きな仕事を長く続けたいのかでは異なります。

ボディアート

自分の軸をどこに置くのか、自分が何を大切にしたいのか、これは自分にしっかり問うておきたいものですね。

次の記事では「安くしすぎていませんか?価格を上げても選ばれる理由」についてお伝えします。

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