50代60代の小さな個人事業の第一歩：趣味の手作り作品をネットショップで販売する方法を元ネットショップ運営者が紹介

これから起業オススメ具体例として、さまざまな事例を載せていくことにします。

長年続けてきた手作りのオリジナル作品がたくさんある方
ネットショップで販売する時に気をつけるべきこと
モール？メルカリ？何で販売するといいの？

そんな方々には、具体的な実例があると自分ごととしてイメージできるのではないかと思います。

「こうなりたい！」具体的な未来を想像できる人は、とても上手くいくことが多いです。
なぜなら、すべての行動を未来の準備に繋げていくからです。

今回はネットで販売するのは実現可能かどうかをお伝えします。
こちらは私自身の経験や、最近のサポート生さんの経験を含みます。

ネットで販売すればいいのには誰もが簡単にそして無責任に言う言葉

手作り作品を多く持っている方なら「ネットで販売すればいいのに」と言われることは一度や二度ではないでしょう。

誰もが簡単にそして無責任に言う言葉です。
ネットショップに出せば勝手に売れていく…
有名作家でない限りそんなことはまずありません。

ネットショップやメルカリに出店するのは比較的簡単です。
ただ販売できるかどうかが最も重要です。

簡単に出店はできても、簡単に販売はできません。
販売するには様々な戦略や企画が大切です。
でも・・・

時間に少しでも余裕があるのなら、ネットショップにチャレンジしてはいかがでしょうか？
好きな手作り作品を作り続けて販売できたらこれほど楽しことはありません。

ネットで販売する方法は大きく分けて２つ

ネットで販売する方法は大きく分けて２つあります。

• ショッピングモール型ネットショップ
• 独自ネットショップ

「ネットで販売すればいいのに」と言う場合、多くがショッピングモール型ネットショップの方を指します。

ただ私自身はショッピングモールは知ってもらうための場所で、独自ネットショップでの販売を中心とすることをお勧めします。

ここではモール型ネットショップと独自ネットショップの違いを簡単に紹介します。

モール型ネットショップとは

ショッピングモール型ネットショップは、 あらかじめ用意された大きなショッピングモールの中で、自分の商品を販売する形のネットショップです。

モール型ネットショップにも３種類あります。

• モールの中で自分のショップを開く形・・・楽天や、Yahoo!ショッピングなど
• モールの中の専門店で商品を販売する形・・・Amazon、など
• フリマアプリに商品を出品する形・・・メルカリ、ラクマなど

比較的簡単に始められます。

消費者にとっては、モールの独自ポイントが貯まる、セールでお買い得に買えることがある、多くのお店があるので比較検討しやすい、などのメリットがあります。

ただその分、商品提供側としては、モールに対する手数料などの経費が結構かかります。
たくさん販売しても、あまり儲かりません。

商品が少なくニーズがあるならフリマアプリでも良いでしょう。

またハンドメイド専門のショッピングモールとして、minneやcreemaなどのもあります。
ただハンドメイド専門なので、ライバルも多くなり、価格競争にならないような戦略が必要です。

独自ネットショップとは

独自ネットショップとは、簡単に言うと自分で運営するネットショップです。

ネットショップを構築するためのサービスを借りて、街中に一軒お店を構えるイメージです。

自分だけのお店なので、比較的自由にお店を作ることが可能です。
ただ、独自の商品を一人で販売するので、モールに比べると圧倒的に集客力がありません。

ブランディングとSNSの活用などを取り入れなければ、運用は難しいです。

ショップ機能のサービスを借りるために毎月の費用はかかりますが、手数料はモールよりかかりません。
一方でマーケティングや広告などに力を入れればその運用コストがかかります。

独自のポイントやクーポン、キャンペーンなどの企画はしやすいです。
顧客が喜びそうな企画を考えていろいろやりましょう。

BASE、Stores.jp、カラーミーショップ、Make Shop・・・などいろいろなサービスがあります。
それぞれの会社で無料の勉強会なども多数開催されています。
こちらにもぜひ参加することをお勧めします。

あと、無料から始めて、メルマガ機能とイベントなどを上手に組み合わせて、リザーブストック（リザスト）で独自商品を販売することも可能です。
毎月の月額費用以外に、販売手数料はかかりません。
決済に利用したカード会社の販売手数料はかかります。

また、独自ネットショップとモール型ネットショップの違いの詳しいことは、別記事で紹介しようと思います。

ネットショップ販売成功の秘訣はファンを増やすこと

ネットショップ販売成功の秘訣はファンを増やすことです。

モール型ネットショプで販売するにしても、独自ショップで販売するにしても、どちらにせよ、独自性やブランディングによる差別化が出来ないと生き残ることはできません。

商品を大勢の方に見ていただいて、数名でも欲しいと言ってくださる方にお買い上げいただければこれほど嬉しいことはありません。

個人で手作りしたものを適正価格で販売する、これは不可能ではありません。

むしろ個人事業主はこちらを目指した方が良いです。
ただ、時間はかかります。

なので50代60代で手作りするのが好きな方は・・・

時間に少しでも余裕があるのなら、ネットショップにチャレンジしてはいかがでしょうか？
好きな手作り作品を作り続けて販売できたらこれほど楽しことはありません。

個人で商品を適正価格で販売する道を切り開く方法

個人で商品を適正価格で販売する道を切り開くには、時間がかかります。

まずは無料で活用できるSNSやブログ等で、自分の商品・作品を多くの方に見てもらいましょう。
反応を見れば、販売できそうかどうか分かります。

そしてフォロワーを増やしたり、メルマガなどのリスト集めをしておきましょう。
ファンリストを持っていることが、個人事業を継続する重要な鍵となります。
（どのような個人事業でも同じです。）

ただファンを集めるには時間がかかります。
なので作品作りを楽しみながら継続できることを考えましょう。
完成した作品をネットに掲載し、交流を楽しみながらファンとの関係を育てます。

認知してもらうには、最初から人が集まるモールで商品を販売するのも良い方法です。
ただどこかで独自ショップの方に誘導して、適正価格で販売しなければ疲弊します。

なのでどのような方法（ホームページ、ブログ、SNS、モール）でも良いので、まずは楽しみながらできることで、商品（作品）の反応を見て、リスト集めを継続しましょう。

• 手作り作品（商品）を知人から「ネットで販売すれば？」と言われる
• インターネットに掲載し、反応を見る（ブログ・SNS・モール・ホームページ）
• その際コンセプトや想いをしっかり伝える
• 共感してくださる方のリストを集める（フォロワー・メルマガ・LINE等）
• 一品ものとして価値を伝えて販売する

まとめ

私も最初の商品は、ブログで紹介し無料のホームページに掲載しておきました。
独自の商品で、独特の販売方法でしたので、モールには出しませんでした。

ホームページを作成して２週間後から、購入者が現れました。
最初は銀行振り込みで対応してました。

購入者が徐々に増えていき、カード決済ができるようにして欲しいという要望が増えたため、１年後に独自ネットショップの形にしました。

購入者がある程度いる段階で独自ネットショップにしたので、集客にあまり苦労しませんでした。
ネットショップにしてからも会員割引を設定したので、会員リストがありました。

時間はかかりますが、以下のようなステップで独自ネットショップ運営まで進みました。

• １年目：技術向上のため無料で提供、多数の意見を集める
• ２年目：イベントで大盛況だったので無料ホームページに掲載
• ３年目：顧客の要望に応えてネットショップを構築・販売

なので、決して手作りのオリジナル作品（商品）をネットで販売することが不可能ではありません。

個人事業は薄利多売を目指してはいけません。
きちんと段階を経て確実にファンを増やして、適正価格での販売を実現させましょう。

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プロフィール

シングル歴２５年、ずっと何某かのダブルワークをしながら３人を育てる。
１０年以上前に母、数年前に父を見送り、子どもたちの巣立ちの感動を味わうことなく怒涛の日々の後、さらに地震と台風でダメージを受けるが、引っ越しののち今は嘘のように平穏無事に暮らしている。

もともと会社勤め時代に職場に取り入れたいと考えた『民間資格』を取得したことが、リーマンショックの後から自分で小さく副収入を得ることに繋がる。
カルチャー講師なども経験し、ご縁をいただいた上海でもセミナーを何度か開催。

誘われて始めたエアブラシボディアートにハマり、様々な子ども向けイベントに出店する一方で、ボディアート・ボディジュエリー用のステンシルのネットショップも開設運営し、全国に愛用者がいた。

自分の経験から、ライスワーク（本業やバイト）をしながら、まずは自分で小さく稼ぐ経験をすることが現実的だと考える。
特に体力と気力が落ちる６０前後より５０代から準備をしておく方が有利と考える。（老眼も辛い）
（もちろん６０代からのスタートでも頑張れば実現可能）

普通のおばさんなので、キラキラ起業とかには一切興味なし。
本当に自分のやりたいことを地道に積み重ね、真っ当に収入を得ることが結局長く続く秘訣と信じている。