50代60代女性の小さな個人事業の土台作り【1】お客様との出会いと長くお付き合いする繋がりを築いてゆる起業を成功へ
ゆる起業を目指すための小さな個人事業をサポートしておりますが、初期の頃から土台作りが大事です。
小さな個人事業の土台作りは、お客様との出会いと長くお付き合いする繋がりを築いておくことです。
具体的には、ブログやSNSで情報を発信し、お客様に自分のことを知ってもらうことから始めます。
また、イベントやセミナーを開催し、お客様と直接交流する機会を作ることも有効です。
これらの活動を通じて、お客様との信頼関係を築き、リピーターを増やしていくことが、個人事業を安定させるための重要なステップとなります。
50代60代女性向けに、個人事業初心者さんや、これまで長く個人事業をしてきて新たな商品・サービスを販売したいと言う方に向けて、大切な個人事業の土台作りのことを説明します。
個人事業は自分一人で広報、企画、運営、販売を全てしなければなりません。
その全てをまず小さくやって慣れること、そのための準備や設定が、個人事業の土台作りです。
少し長くなりますが、これまで10年以上個人事業の世界にいて、最近の傾向と何かおかしいと感じること、正しい個人事業の土台作りについてお話しします。
また個人事業には段階があります。
現在自分がどの段階にいるのかを考えながら読み進めてください。
ここ最近の個人事業を始める方々の傾向の変化
私が7、8年前には個人事業主を集めて、様々な勉強会を開催していました。
参加されるお客様は、個人事業を始めたばかりの方々か、既に開業して何年か経っていた方々ばかりでした。
サポートさせて頂く方々にもこれから開業すると言う方はいませんでした。
ところが2020年前後から起業塾なるものがどんどん増えました。
その頃から、相談に来られる方々には、これから起業する方々が増えました。
それまでは皆様、資格をとってやりたいことをもっと手軽に手探りで始めていました。
そして問題や壁にぶち当たってから、やり方を学んだりノウハウを習いに行く方がほとんどでした。
それがある時期から、起業のやり方を習ってから始める方が増えたように思います。
もちろん起業塾が悪いわけではありませんし、起業準備をすることも、やり方を習うことも良いことです。
ただ、以前とは意識が違うと感じることが多くなりました。
個人事業をサラリーマン的思考で始めようとするとそうなるのかも知れません。
個人事業的思考とサラリーマン的思考の違い
個人事業をやりたくて始める方と、習ってから始める方の違いを言い換えると・・・
「やりたい気持ちが先立って、夢を持ちながらそのまま突っ走っていく方々」
「失敗しないやり方を学んで、正しく起業したいと言う方々」
そこには「勢いの違い」や「熱意や想いの違い」があると感じていました。
極端に言うと・・・
- 前者は勢いがありがむしゃらにやり進める方々(個人事業主的思考)
- 後者は慎重に無駄なく、ソツなくやりたい方々(サラリーマン的思考)
別の角度から見るとこんな傾向もあります。
- 前者→学んだノウハウをできることから試してみる
- 後者→何回やれば何年頑張れば目標に達するかを聞いてくる
指導しても、言葉の響き方が違うのは何故なんだろうと感じていました。
何回やれば目標に達するかなどの目処がなければ…
成功が保証されていなければやらないのでしょうか。
成功が保証されていないのが個人事業
起業には成功する保証などありません。
いろいろな方々を見てきましたが、目標の内容や努力の度合いは人それぞれです。
個人事業の準備にかけられる時間も人それぞれ異なります。
SNS投稿を例にして人それぞれの違いを見る
例えばSNS投稿を例とします。
集中して1日10投稿する方もいれば、1日に1投稿がやっとの方もいます。
仕事を持ちながら隙間時間でしっかり記事を書くと、それくらいのペースでも仕方がありません。
それぞれに置かれた環境で頑張っているには違いありません。
ただ1日10投稿と、1日1投稿がやっとでは、同じ頑張っていても大きく差が開きます。
1ヶ月間で前者は300投稿、後者は30投稿です。
頑張る人はもっと頑張りますし、忙しくて時間がないという方は1日1投稿もしません。
それでも本人にすれば頑張っているには変わりありません。
SNS投稿一つを例にとっても、人の頑張り方にはこれだけの差があります。
何回やれば何年頑張れば成功するか?と聞かれても、頑張り方は人それぞれです。
では投稿回数を決めてそれを何ヶ月やればどんな結果が出ると保証できるでしょうか?
残念ながら単純に「回数」や「時間」でどんな結果が出ると答えられません。
頑張った「行動量」とその「中身」も人それぞれに異なりますから。
個人事業は一人で全てを管理、SNSはその一部
個人事業は自分一人で広報、企画、運営、販売を全てしなければなりません。
SNS投稿などは、広報宣伝の中のほんの一部で、他にも作業はたくさんあります。
SNS投稿一つを例にとっても、個々に「頑張る作業量」は違います。
ある人は1年で一定の結果を出すことは出来ますし、ある人は5年10年でようやくかも知れません。
投稿は回数だけでなく、キャッチコピー、画像のセンスや発信内容、企画そのものの内容等
様々な要因があって結果へつながるものです。
個人事業は「何回やれば何年やれば目標に達するか」が保証されていません。
「やり続けた人だけが結果に辿り着く」「成功している人は諦めなかった人」
私が言えるのはこれだけです。
個人事業は信頼と実績の積み重ねを継続した人が成功へと向かえる
小さく始めた個人事業を目標に向かってコツコツ継続することが、成功へ向かう道のりとしてあるだけです。
これは10年以上の間、様々な個人事業を見てきて例外はないと感じています。
その時々の流行りのSNSはありますが、個人事業の基本は変わりません。
その変わらない基本を中心に、個人事業を育てる方向性ややり方を説明します。
そして個人事業は信頼と実績の積み重ねの先にしか成功はないと言う想いは変わりません。
なので、現在まで「個人事業を育てるには時間がかかる」前提で継続したサポートを続けてきました。
最初パソコンの操作もよく分からず、リザストの設定も理解できなかった方も、「継続は力なり」です。
諦めずにコツコツ積み重ねることで、まず個人事業の土台作りは出来ます。
ただ、個人事業の土台作りは4、5ヶ月でできる方と、2、3年かかる方はいます。
でも「諦めず目標を見失わずに継続」すれば、個人事業の土台作りまでは到達できます。
「個人事業の土台作り」とは?これもまたこれから具体的に説明します。
私が考える個人事業の土台作りです。
特に個人事業が初めての方々に向けて分かりやすく説明します。
個人事業は自分一人で広報、企画、運営、販売を全てしなければなりません。
その全てをまず小さくやって慣れること、そのための準備や設定が、個人事業の土台作りです。
個人事業の土台作りは外より内側が重要
個人事業の土台作りはマンションの基礎作りと同じです。
外側よりまず内側を固めることが大事です。
相談者様の状況を聞き取ると、発信ができていても中身がないことも少なくはありませんでした。
ここ数年で起業塾やSNS集客塾、文章術、CANVA等々の多種多様な塾が増えました。
ただ、多くは「発信」に重点を置いており、個人事業の土台作りとしてはバランスが悪いと感じていました。
発信はもっと個人事業の土台がしっかりしてから学んでも遅くはありません。
外向けに発信することは大事ですが、それより先に大切なことがあります。
自分のやりたいこと、実現したいこと、想い、それを叶える商品など、それが個人事業の土台には必要となります。
自分自身の中心(個人事業の土台)に軸や太い幹をしっかり据えてしっかり根っこを張っていき、その上に枝葉を育て、その先に花が咲きいずれ成功という実が実る。
そんなイメージを持ちながら個人事業を育てていきたいものです。
「個人事業の土台作り」は若い幹の根っこが伸びて、新芽が育ってきたくらいの状態です。
まずはそこまでを丁寧に育てましょう。
そうしなければ大木に育ちません。
次からは具体的に個人事業の段階を分けて、「個人事業の土台作り」について考えます。
プロフィール
シングル歴25年、ずっと何某かのダブルワークをしながら3人を育てる。
10年以上前に母、数年前に父を見送り、子どもたちの巣立ちの感動を味わうことなく怒涛の日々の後、さらに地震と台風でダメージを受けるが、引っ越しののち今は嘘のように平穏無事に暮らしている。
もともと会社勤め時代に職場に取り入れたいと考えた『民間資格』を取得したことが、リーマンショックの後から自分で小さく副収入を得ることに繋がる。
カルチャー講師なども経験し、ご縁をいただいた上海でもセミナーを何度か開催。
誘われて始めたエアブラシボディアートにハマり、様々な子ども向けイベントに出店する一方で、ボディアート・ボディジュエリー用のステンシルのネットショップも開設運営し、全国に愛用者がいた。
自分の経験から、ライスワーク(本業やバイト)をしながら、まずは自分で小さく稼ぐ経験をすることが現実的だと考える。
特に体力と気力が落ちる60前後より50代から準備をしておく方が有利と考える。(老眼も辛い)
(もちろん60代からのスタートでも頑張れば実現可能)
普通のおばさんなので、キラキラ起業とかには一切興味なし。
本当に自分のやりたいことを地道に積み重ね、真っ当に収入を得ることが結局長く続く秘訣と信じている。