個人事業に必要な3つの要素は「能力・技術」「社会のニーズ」「想い・理念」
個人事業や活動に必要な要素って何なのかを改めて考えてみました。
これまで幾つかのお仕事や、様々な活動をしてきましたが、以下の「3つの要素」の組み合わせ次第で、ボランティアにもなるし、お仕事にもなると思うのですね。
- 能力や技術
- 社会のニーズ
- 理念や想い
少しこれまでやってきたことと照らし合わせて整理してみます。
3つの要素「能力・技術」「社会のニーズ」「想い・理念」が揃うのがベスト
世の中に何かを提供するときは「3つの要素」の組み合わせ次第で、ボランティアにもなるし、お仕事にもなるし、ただの趣味にもなります。
どこにウェイトを置くか、何を重要視するかの違いだけなのですが…
「社会のニーズ」に対して「能力・技術」を提供するのは、いわゆるお仕事ですね。
そのお仕事に対して「想い・理念」があれば個人事業としてはベストです。
ただ、出来ることを世の中の必要とする方々に提供するだけで、お仕事としては成り立ちます。
一方で「社会のニーズ」に応えたいという「想い・理念」で、出来ることを提供している状態はどうでしょう。
その「能力・技術」に対価を求めていないなら、それはボランティアなのでしょう。
また自分がそれをとっても好きで好きで、やりたい「想い」が強く、ひたすら取り組んでいるうちに「能力・技術」が高まったり、身についていった状態はどうでしょう。
その高い「能力・技術」を世の中に提供していないか、提供しても対価を得ていないのなら、それは「趣味」でしょうね。
趣味が高じて、コツコツと好きで技術が磨かれていくうちに、「職人」レベルになっていることもあるでしょう。
そうすると、世の中から求められるようになり、結果として仕事として成り立つこともあります。
「能力・技術」を磨いていたら、仕事として求められるレベルになっていた。
ただ、このパターンは少数ではないかと思うのです。
儲かりそうだから「能力・技術」を習っても、それを磨かなければ仕事にはなりません。
いつも先に「サービス・技術」を紹介をいただけるまで磨こうと伝えておりますが、そもそも儲かりそうだから始めた人は、儲からなければすぐに辞めてしまいます。
儲かる儲からないは関係なく、好きが高じて「能力・技術」が磨かれていた人とは、結果の差が明らかです。
以前の仕事や趣味で「能力・技術」「社会のニーズ」「想い・理念」を考察
ここからは私が以前やっていた仕事や趣味などでこの「能力・技術」「社会のニーズ」「想い・理念」を考察してみます。
ある資格を取得して個人事業を始めたとき
個人事業を始める前に、勤務場所で活用するためにある資格を取得しました。
ただ最初はその資格で開業するつもりは全くなく、良いものを職場でぜひ多くの人に伝えたい、その「想い」だけでした。
「良いものを伝えたい」という「想い」で、資格(「能力・技術」)を取得し、結果的に個人事業として、出張・カルチャーなどでも伝えていくことになりました。
ボディアートへの好き(想い)が高じて個人事業を始めたとき
ボディアートの場合は、たまたま誘われて習った技術(ボディアート)にハマりました。
そして、老若男女さまざまな方に無料で提供し続けた結果、子ども相手にすることが一番楽しいというところに行きつきました。
お客様を子どもにすると決めてから「子どもの笑顔に会いたい」一心で(想い)、「どうすればお小遣いでボディアートができるだろうか?」を一生懸命考えました。
その結果、ステンシルシートを手作りすることになり、デザインをたくさん作りました。
それが子どもたちにとっても受けて、手応えを感じました。
同じように子ども相手にボディアートやボディジュエリーをする職人さんたちに向けて、無料ホームページに載せて試しに販売したところ、ぼちぼち注文が入るようになりました。
それから型抜きしやすく、色を乗せた時に映えるにはどうすれば良いか、一生懸命改良を重ね続けました。
ニーズに応えていくうちに、ネットショップを構えて全国販売することになりました。
着物への好き(想い)が高じて活動を始めた先は・・・
また現在、カジュアル着物倶楽部という活動を続けております。
こちらは30年以上着物を着たいという「想い」で着物を着始めました。
そして、着物でお出かけする機会を提供しているだけで、これは趣味の範囲です。
ただもし、主催する側のこれまでの「能力・技術」にニーズがあれば、仕事として成立するかもしれません。
着物というコンテンツを個人事業に取り入れたいという方々もいらっしゃるでしょう。
リザーブストック(リザスト)の使い方やマーケティングのこと、無料ホームページ作成などセットで提供する予定です。
想い(理念・信念)が中心にあると形にするのも加速する
このようにこれまで「想い・理念」が明確にある中で進めてきたので、何をするにも早かったように思います。
目標が明確であることは強みです。
想いが強いとそれは強い原動力にもなります。
「想い・理念」は他人から強制されて生まれるものではありません。
心の底から湧き上がるようなものです。
強制されていなくても、こういう「想い・理念」でなければ他人から認められないと思っているなら、それは形だけの「想い・理念」ということになります。
会社・組織での仕事は個人の「想い・理念」は関係ありません。
会社の「想い・理念」に共感していれば良いですが、仕事として割り切って淡々とこなすこと可能です。
個人事業はそう言うわけには行きません。
個人事業を続けるために、その原動力となる「想い・理念」はとても大切です。
また「想い・理念」は自発的でなければ意味がありません。
だからなんとなく形にした「想い・理念」ではあまり意味がありません。
それっぽく語っている「想い・理念」では薄いと感じることもあります。綺麗でなくても刺さるような「想い・理念」は強い信念を感じます。
想い(理念・信念)は定期的に見直しても大丈夫です
人は進化して行くものです。
以前はしっくり来ていた「想い・理念」がなんとなく曖昧に感じるようになったら、見直してみましょう。
どこがしっくり来ないのか、分からないときは自分を見直してみましょう。
いくら考えても「想い・理念」が分からないときは、自分を見直しながら、とにかく行動してみましょう。
いろんな人に会ううちに、人から影響を受ける時もあります。
この人のために頑張ろうと思えることもあります。
ボディーアートがそうでした。老若男女たくさん施術させていただいた中で、ある女の子の笑顔にキュンっとなりました。
もっと子どもたちの笑顔に会いたいと思えた瞬間です。
好きを仕事によりも、できるを仕事に!が手っ取り早いこともある
一時よく世間で言われていた「好きを仕事に!」ですが、そう簡単に好きなことが仕事になるとは思えません。
むしろ時間はかかります。
好きだから時間がかかっても続けることはできるのですが、キャッシュポイントを構築する力も必要です。
ちゃんと全体を構築して組み立てる力も必要です。
私は、個人事業を経験していたのと、セミナーや講座を主催して様々な業種の方々にお目にかかってきましたし、いろんなお仕事を見て自然と学んでおりました。
だからネットショップにするのも早かったと思います。
「好きを仕事に!」するには、知識や経験が必要なのですね。
言うのは簡単ですが無責任だと思います。
理想は3つの要素「想い・理念」「能力・技術」「社会のニーズ」が重なるものが実現できることですが…
最初からそのものズバリが形になるとは思えません。
なので、最初から実現したい「想い・理念」と「お仕事」が一致しなくても良いと思います。
多くの人はそうでは無いでしょうか?
実現したい「想い・理念」がある
それを実現するために自分のできることを世の中に提供する、または別で仕事や個人事業をする
多くの人はそうやって、自分の「想い」を叶えていっているはずです。
とにかく実現したい「想い・理念」があるなら、その想いを抱きつつ、まずは出来ることを仕事としてさせていただきましょう。
「想い・理念」が分からないのなら、世の中に必要とされることで自らやってみたいことを探しましょう。
または人から頼まれることや、今目の前にあるお仕事に全力で取り組みましょう。
なんでも一生懸命やり続けた先に、結果が出るものです。
あとで分かることも多いです。
ただ一生懸命やり続けるにも、闇雲に突き進んで回り道をするよりも、出来るだけ近い道を行きたいものですが…
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プロフィール
シングル歴25年、ずっと何某かのダブルワークをしながら3人を育てる。
10年以上前に母、数年前に父を見送り、子どもたちの巣立ちの感動を味わうことなく怒涛の日々の後、さらに地震と台風でダメージを受けるが、引っ越しののち今は嘘のように平穏無事に暮らしている。
もともと会社勤め時代に職場に取り入れたいと考えた『民間資格』を取得したことが、リーマンショックの後から自分で小さく副収入を得ることに繋がる。
カルチャー講師なども経験し、ご縁をいただいた上海でもセミナーを何度か開催。
誘われて始めたエアブラシボディアートにハマり、様々な子ども向けイベントに出店する一方で、ボディアート・ボディジュエリー用のステンシルのネットショップも開設運営し、全国に愛用者がいた。
自分の経験から、ライスワーク(本業やバイト)をしながら、まずは自分で小さく稼ぐ経験をすることが現実的だと考える。
特に体力と気力が落ちる60前後より50代から準備をしておく方が有利と考える。(老眼も辛い)
(もちろん60代からのスタートでも頑張れば実現可能)
普通のおばさんなので、キラキラ起業とかには一切興味なし。
本当に自分のやりたいことを地道に積み重ね、真っ当に収入を得ることが結局長く続く秘訣と信じている。